「紙やExcelでの日報管理に限界を感じている…」
「チームの状況を把握したいが、情報がチャットやメールに埋もれてしまう…」

こうした課題を解決するために「日報アプリ」を検索すると、「無料」という魅力的な言葉が並びます。しかし、どれを選べばいいのか、そもそも無料で本当に業務に使えるのか、不安に感じていませんか?

日報アプリの無料には大きく2パターンあります。機能制限付きの無料プランか、期間限定の無料トライアル。どちらが自社に合うかを見極めるのが、最初のポイントです。

読み終える頃には、自社に最適なアプリを選び抜き、導入を成功させるための具体的な道筋が見えているはずです。

関連:Excel・LINEと何が違う?日報アプリとの比較で分かる5つの優位性

【完全無料プラン】コストをかけずに試せる日報アプリ2選

まず紹介するのは、期間制限がなく「ずっと無料」で使えるタイプです。コストゼロで始められる一方、人数や機能に制限があるため、用途を明確にして選ぶことがポイントになります。

1. HRMOS日報(ハーモス日報)|30名まで無料で工数・勤怠を一元管理

勤怠管理システムで知られるIEYASUが提供する日報アプリ。最大30名まで完全無料で使える点が大きな魅力です。プロジェクト単位の工数集計や勤怠との連携が可能で、開発・制作など時間管理を重視する企業に向いています。

  • 主な機能:工数管理、勤怠連携、マルチデバイス対応
  • 制限点:データ保存1年、広告表示、個別サポートなし

データが1年で削除される仕様のため、「ナレッジ蓄積」よりも「今月の稼働を把握したい」チーム向け。無料の範囲で工数と労務を同時に可視化できます。

2. Nipo Plus(ニポプラス)|5名以下・小規模チーム向け

最小限の機能で日報をシンプルに管理できる軽量アプリ。PDF出力やテンプレート作成など、基本操作は直感的で簡単。

  • 主な機能:日報作成・承認、PDF出力、テンプレート(3種類まで)
  • 制限点:5名以上は提出不可、コメント・検索・集計機能はロック

「まずはデジタル日報がどんなものか試したい」「個人で作業記録を残したい」など、試験的導入に最適。ただし、コメント機能が使えないため、チームでの情報共有やフィードバック運用には不向きです。

完全無料プランは、あくまで小規模・試験運用に向いた選択肢です。次章では、組織導入前提で全機能を試せる「無料トライアル型」を紹介します。

【無料トライアル】本格導入前に機能と定着性を試せる日報アプリ3選

ここからは、本格導入を前提とした「無料トライアル」が優秀なアプリを紹介します。目的は「無料で使うこと」ではなく、「失敗しない投資」のために、自社に合うかを徹底的にテストすることです。

無料トライアル:組織フィットと本格導入の評価

「無料トライアル」とは、利用期間(例:15日間や30日間)が限定されている代わりに、製品版と同等の機能を試せるお試し期間のことです。

こんなチームに向いています:

  • すでに導入を前提に、複数のアプリを比較検討している。
  • 「使われない」「定着しない」という失敗を避けたい。
  • 予算や運用体制を確保し、最終候補を見極めたい。

1. 日報アプリ – 中小企業に最適化された日報管理ツール

「日報アプリ」は、中小企業の現場課題から生まれた国産のクラウド日報ツールです。30日間の無料トライアル期間中、全ての機能を制限なく利用できます。紙やExcelをそのまま置き換えるだけでなく、「情報が経営に届く」仕組みを提供します。

トライアルで試すべき機能:

  • テンプレート作成: 自社フォーマットを再現できるため、現場への導入ハードルが低いです。
  • 提出・集計の自動化: 提出状況を自動で一覧化し、CSVやGoogleスプレッドシートへの出力にも対応。
  • コメント・スタンプ機能: 双方向のやり取りを促し、報告が「続く」文化を作ります。
  • スマホ・PC対応: 外出先でも報告・確認がスムーズに行えます。

トライアル戦略:

ITに不慣れなスタッフが多い企業ほど、「誰がどこまで使えるか」の確認が成功の鍵です。30日間のうち最初の1週間でテンプレートと通知設定を整え、残りの期間で実際の運用を試すのがおすすめです。

料金: 月額220円(税込)/ユーザー(30日間無料)

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2. gamba! (ガンバ!) – コミュニケーションとKPI管理を重視

「gamba!」は、日報を「報告」から「会話」に変えるコミュニケーション重視型アプリです。15日間の無料トライアルが提供されており、SNSのような操作感が特徴です。

トライアルで試すべき機能:

  • コメント・リアクション: 「いいね!」や返信でチームのつながりを可視化。
  • KPI管理グラフ: 売上や訪問件数など、目標に対する進捗を自動でグラフ化。
  • テンプレート機能: 業種に合わせて柔軟にカスタマイズ可能。

トライアル戦略:

15日間という短期間のため、最初から5名程度のチームでKPIとコメントを集中テストするのが効果的です。
「チームの一体感が生まれるか」を判断軸に、有料移行の価値を見極めましょう。


3. ビヨンド日報くん – シンプル操作と低コストを両立

「ビヨンド日報くん」は、“誰でも使える”シンプル設計が特徴の国産アプリです。30日間の無料トライアルで全機能を利用可能。複雑な設定なしで、すぐに現場に導入できます。

トライアルで試すべき機能:

  • 入力補助機能: 過去日報のコピーやプルダウン選択で、現場スタッフでも手軽に入力可能。
  • プロジェクト管理: 顧客・案件ごとに報告を紐付け、工数を可視化できます。
  • スマホ最適化: スマートフォン中心の利用を想定したUI設計。

トライアル戦略:

このツールの価値は、「ITが苦手な人でも使い続けられるか」にあります。最もITリテラシーが低いスタッフに試してもらい、操作の負担感を確認するのがおすすめです。
料金は業界でも低水準で、5名まで月額990円(税込)、60名まででも月額3,300円(税込)とコストパフォーマンスが高いのも魅力です。

【導入成功のカギ】お試し期間で失敗しない3つの定着ポイント

「無料トライアル」は、単に“無料で使える期間”ではありません。
ここで何を検証するかで、導入後の「使われる/使われない」が決まります。
この章では、トライアル期間中に必ず確認しておくべき3つのポイントを解説します。

1. 「入力のしやすさ」は“現場の声”で判断する

導入失敗の最も多い原因は、「現場が入力を面倒に感じる」ことです。
初期設定やデザインの印象よりも、実際に使うスタッフが「1日3分以内で入力できるか」を必ずテストしてください。

チェックポイント:

  • テンプレートが自社の報告形式に近いか(余計な入力欄がないか)
  • スマホからの操作にストレスがないか(小さな文字入力や多すぎるタップがないか)
  • 過去の日報コピー・自動補完など、入力時間を短縮できる仕組みがあるか

この段階で「誰も文句を言わなかった」アプリは、定着の見込みが非常に高いです。


2. 「見る側の負担」が軽いかを確認する

日報は「書く」だけでなく「読む」側の運用コストも重要です。
上司や管理者が1日分をチェックするのに10分以上かかる設計では、長続きしません。

チェックポイント:

  • 提出状況が一覧で確認できるか(誰が出していないかが一目でわかるか)
  • コメント・リアクション機能で、フィードバックが1クリックで行えるか
  • 検索・フィルタ機能で、必要な報告をすぐ見つけられるか

特に、「返信がしやすい」「コメントが埋もれない」設計は、チーム文化の定着に直結します。
見る側が負担を感じないアプリほど、継続率は高まります。


3. 「データ活用」が自社に合っているかを確認する

日報を“続けるだけ”では効果が半減します。
お試し期間中に、「蓄積されたデータをどう活かせるか」を必ず確認しましょう。

チェックポイント:

  • CSVやスプレッドシート出力ができるか
  • 集計・グラフ・ダッシュボードなど、数値を可視化できる仕組みがあるか
  • 報告内容を会議資料や振り返りに再利用できるか

無料トライアル中に1週間分のデータを出力してみてください。
この作業で「活用できるデータ」が得られるなら、そのアプリは導入に値します。


まとめ:無料トライアルを“現場テスト”として使う

無料トライアル期間の目的は、「気軽に試すこと」ではなく、“定着性の検証”です。
最終的に見るべきは次の3点です。

  • ① 現場が負担なく書けるか
  • ② 管理者がスムーズに確認できるか
  • ③ データが次の行動に活かせるか

この3つがクリアできれば、導入後も自然に運用が続きます。
逆に、1つでも不満があるアプリは、有料契約後に“使われなくなるリスク”が高いです。

「無料期間の30日間」は、導入可否を決めるための最良のテスト期間です。
ぜひ自社の現場と管理者を巻き込みながら、実運用に近い形で試してみてください。

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